習い事をお子さんって多いですよね。最近では英会話スイミングが人気らしいです。でもなんか、無理感があるというか……。本当に楽しんでいるのかなって思うんですよね。
マンティー:子どもが将来困らないように、先回りして習わせる親が多いよね。
M:子ども達にいろいろなことをチャレンジさせてあげることはいいけど、なんか違うような気もしますね。みんなと同じことを勉強して、同じ習い事をして、まるでロボットを作っているみたいです。もっと自由に生きる選択肢をあげてもいいんじゃないかと。
マンティー:子供のころ、『裸の大将放浪記』というドラマをよく見ていた。このドラマは山下清画伯をモデルとしたドラマで、短く刈り込んだ坊主頭に、上はランニングシャツ、下は半ズボン、背中にはリュックに傘、スケッチブックを抱えているという出で立ちで街を放浪する。清はおむすびが好物で、お母さんが死ぬ間際に「おなかがすいたら出会った人たちからおむすびをもらって食べるように」と言われ、人々から施しを受ける。しかし、実際は言い逃れるためのウソであった。
ドラマのなかでは、清が街を放浪する中で事件に出くわし、ひと悶着がありながらも、清の人柄で解決し、別れ際に『貼り絵』を置いていき、次の旅先に出かけていくというストーリーだった。
このドラマを見て思うことは、ドラマの中の清は自由奔放ながら、すごく純粋な人だということ。ドラマをしていたころは、実際に住んでいた町の周辺も、自由でのどかな雰囲気であったような気がした。友達と裏山に登り、基地ごっこもしたなあ。公園とか街を走り回っていたし。
しかし、昨今の街の様子を見ると、両親は共働きが当たり前だから、自宅から離れて友達と遊ぶことは難しくなったし、テレビゲームが普及したため、家の中で遊ぶ傾向がある。さらに、中学入試も一般化してきて、学校帰りに塾へ直行という児童も多くなった。
考えてみると、塾へ行きながら中学入試を迎えるとか、習い事をするとか、果たして子どもたちの自由な意思は存在するのだろうか。親自身が現在の状況を踏まえて、親自身ができなかったことを子どもたちに託しているのではないだろうか?と思うね。
M:自然の中で遊ぶ機会が少なくなってきたのは残念ですよね。自然の中で遊ぶことで学ぶことも多いはずですし……。何より心の柔軟性が育つと言いますね。これから変化の激しい時代を生き抜くためには、自由な発想が必要ですから。子どもも大人も。
市川うららFMで放送中の「はーもにーぷれいす」は、これからの教育、保護者支援などをテーマです。気になったかたは、ぜひ、聴いてみてくださいね。
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