行動するって言っても、どうしたらいいのかわからないという人も多いかもしれません。インターネットの普及で情報は溢れているし、SNSで誰でも情報発信ができてしまいます。ネットで情報を得て、ネットで発言する。自分の世界が広がったように思えて、実は自分の狭い世界の中にいるだけなのかもしれません。そこで今回は、“行動すること”とはどのようなことなのかマンティーさんに聞いてみました。

 

M:インターネットの普及でいつでもどこでも情報を手にすることができる時代。「わざわざ行動しなくても……」と思う人もいるのではないでしょうか。マンティーさんにとって“行動する”とはどのようなことなのでしょうか?

 

マンティー:確かに便利な世の中だけど、ネットに溢れている情報が正しいとは言えないよね。リサーチして、こんなことをしてみたいと思い描くにはいいかもしれないけど……。実際に誰かに会って話をしてみると、初めに思い描いたものとは違う方向に話が進むことがよくあるよ。人と会うこと(行動)で、一本道だと思っていたものが多方向に広がっているのを感じるんだ。

 

また、移り変わりが激しい時代だから、行動をしないでいると自分の考えばかりが凝り固まってしまう。気づかないうちに時代遅れになってしまう危険性もあるね。特に会社にいると外の世界のことがまるでわからない。独立してから、いろいろ自分の考えの狭さに気づいたよ。

 

M:考えの狭さって、例えばどんなことでしょう。

 

マンティー:「はーもにーぷれいす」で学研の先生の取材を始めたとき、教育の現場が自分の頃とは全く変わってきているのにびっくりしたよ。学習指導要領が「考える力をつける」という方向にシフトしていて、ただ知識を得るだけの授業ではなく、考えること、友達と話し合うこと、そして発表するという作業学習がメインになってきているということ。考え方から学び結論を導くという方法は、良いところも多いけれども、作業学習での印象しか残らず結論は何であったかがおろそかになることもあること。話し合う時間が長いために、計算や書き取りなどの練習量が少なくなってしまうこと。自分が受けてきた教育とは全く違ってきているんだ。

                 

M:誰かと会って話を聞くという“行動”がなければ分からなかったことですね。学研教室での取材は、現在、どのような方向に広がっていますか?

 

マンティー:STEM教育の取材や、今取り組んでいる「教育最前線」というコーナーにつながっている。子どもたちがさまざまな取り組みから色んなことを経験し、次につなげていく。大人よりも純粋だから、受け入れるスピードも速いよ。そういうことは、現場を見ないとわからないね。取材をうけてくれた子どもたちは必ず放送日をチェックし、親に報告する。そして親も聞いてくれて、この番組良いねという感想を持ってくれると、地域に広がり、それが大きな波になっていくんだ。「はーもにーぷれいす」は子どもの教育を考える番組でもあり、地域貢献の一助を担う番組でもありたいね。

 

M:番組の内容も深みを増していますね!行動することで、枝葉が広がるというのはこういうことなんですね。まずリサーチ、そして、誰かに会ってみることで次の展開が広がっていく。一歩踏み出してみたら、世界が変わっているかもしれませんね。