誰もやりそうもないことをやる、といってもアイディアが浮かばないという人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「アイディア」についてマンティさんにお聞きしました。

M:マンティーさんはバスケットボールチャンネルで実況をされていましたが、どういうきっかけで始められたのでしょうか?

マンティー:試合会場に取材に行ってレポートすることで、はじめは自己満足していたのですが、それだけではつまらないなぁって思い始めたんだ。だって、試合の状況ならHPで調べることができるし、もっと、ラジオでしか伝わらないことは何だろうって……。会場の雰囲気をそのまま伝えることができるとしたら、ゴール下での実況がいいのではないかと。これなら、会場に行った人は雰囲気を再現できるし、会場に行けなかった人は雰囲気を味わうことができる。

アイディアを考えるとき、“ラジオをやりたい”というだけでは足りないんだって思った。なぜそれをやるかという“理由”、そしてやったことによってどんな効果がもたらされるかという“あとがき”まで考えないと。

M:なるほど、“あとがき”を考えることで聴く人も自分も満足するものを創り出そうとした結果、リスナーが増えてきたんですね。難しそうですが、理由とあとがき、いろいろな場面で必要なことだと思いますね。